2011年6月26日日曜日

37度2分

 前回の更新からちょっとばかり空いてしまいましたが、更新を待っている方などこの地球上に果たして何人いるのか。少なくとも僕は1人しか知りませんが。
今後は人類の人口増加率を超えるくらいの急速な増加を見込んでいる次第です。
申し遅れましたがどーも山中だ。
書くためのネタがないし、ブログを更新するするために何かするみたいな本末転倒なことに疑問も持たずにブログを書くようなことは死んでもしたくないため遅れました。
ただ、今週末はなかなか充実しておりまして、こうして書いている訳です。
まず、昨日ですが、六本木ミッドタウンにあります21_21design sightで行われている、『倉俣史朗とエットレ・ソットサス展』に出かけて参りました。倉俣史朗氏は以前から好きなプロダクトデザイナーで、一度作品を直に見てみたいと思っていた方でしたが、やはり、素晴らしい作品が多く非常に満足でした。この展示のサブタイトルが「夢見る人が、夢見たデザイン」なのですが、倉俣氏の作品は機能美やデザイン性の高さを超えて、観る人をワクワクさせるような何かがありました。プロダクトやインテリアのデザインとファッションのデザインでつくるものの違いはありますが、この感覚は何かを創る人にとって常に考えなければいけないことではないかと思います。
倉俣氏の作品が素晴らしかったことはもちろんですが、今回はそれに勝るとも劣らないくらいの作品があったことに、勢井ともども感激しっぱなしなのです。それがエットレ・ソットサスのカチナを題材にした作品でした。カチナはネイティブアメリカンの信仰する超自然的存在な精霊だそうで、ソットサスのドローイングをもとに忠実にガラスで再現されたそれは、ユーモアに富んでいながらその完成度は恐ろしく高いものでした。スタッフのイケメンお兄さんによるとセット販売されているそうですが、うん千万円の値がついているようなので、5年後くらいの誕生日プレゼントにリクエストしようと考えています。
招待券と補足情報を優しい声で囁いてくれた売り場の國塩さん、ありがとう。
次は勢井ちゃんの番だよ〜。よろしく。

明朗太朗の小憎たらしい作文にかわって。きのうに続いてきょうはオペラシティでホンマタカシのニュー・ドキュメンタリーに行ってきました。やまがたさんが日本のファッションフォトグラファーといえば!そういえばホンマタカシの展示が今日で最後だよ見た方がいいよ、と言っていたので、いざ行ってきたのです。日本の雑誌のファッションフォトって、西洋のファッションフォトに習った、しゅっとした外国人をそれっぽく撮ってるものが多くて、日本なのに外国風で、憧れてますっていうのが溢れ出てて、でもそれってどうなの?結局はわたしたち買う側、見る側が、そういう”かっこいい画”を求めてるからなんだけど、すこし考えれば虚しいことだなあって思う。日本のイケてる写真は、艶かしくて、濡れてて。そういうのが日本のファッションフォトを強くしていける進化させていける大事な要素だ、という教えを、今日の展示で実感できたように思います。
ホンマタカシさんは、ファッションフォト出身で、ファッション以外にも色々と撮っている写真家ですが、ロンドンのファッション雑誌で仕事をしていたので、向こうのも知りつつで、なんだろう、行ったり来たりでいい具合にしっとりじっとりがあって、ユーモアがある構図で、という感じでした。ほどよい。かっこつけすぎてないし。もちろん、爆発してるのも大好き(志賀理江子さんとか)なんだけど。

しかし、ホンマさんの令嬢を幼少から記録しているTokyo and My Daughter、あどけなくて、目が強くて、でも撮られ慣れている感じがあって色気を感じる、なんかよかった。少女の彼女ばかり入ってきて、あとでパンフの解説読んでも、手遅れだった。
Trails 素敵だった。真っ白の雪の上に、赤いしみ。しみ込んだ赤いものが足跡で押しつぶされていて、その上にまたうっすら  !      !       !         !            !

あしたまであと3分

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