2012年2月1日水曜日

鬼は外、フクは…?


 遅ればせながらというか、今更も今更、ですが、明けましておめでとうございます。笑 
 みなさん、ご機嫌麗しゅう。もうすぐ節分ですね。少し前のことになりますが、芥川賞を受賞された方の不機嫌会見、私は嫌いではありません。ただ、もう一人の受賞者の方が全くと言っていいほど取り上げられていないことにはメディアの危うさを感じます。どうも山中です。タイトルから駄洒落ですいませんでした。皆さんもスリップにはご注意を。まだ道凍ってるところあるからね。
 常にそれを感じながら日々を過ごすというのは、困難ですが、人はいつ、どのように死に至るかというのは分からず、常にそれと隣り合わせであり、著名人であれ知己の友人であれ、家族であれ、誰かの存在の消失によって、それは鮮明に浮かび上がるものです。最近ですと川勝正幸氏が火事によって亡くなられたことでふとそれを感じました。ご冥福をお祈り致します。
 私の中では、今はWEB版のみになってしまったSTUDIO VOICEなどで活躍されていた印象の強い川勝氏ですが、日本のユースカルチャーの形成に大きく影響を与えた功績は希有なものがあると思います。それにしてもSYUDIO VOICEは良い雑誌だったのになぁ。好きな雑誌がどんどん無くなっていきます。それに比べて、今月号のPenの体たらくときたら。一冊丸ごとcomme des garcons特集とかいうからちょっと期待しちまったじゃねーか…。これはもう紙の無駄遣いとしか思えません。Penに限った事ではありませんが、地球環境と私のためにもっと良い雑誌を作って欲しい。いいものが消え、そうではないものが生き残るという現状にはやるせなさという残尿感が残ります。いいものは生き残るというのは今やただの幻想になってしまったのか。
 昨年末からこんなことばかり書いているので、もはやファッションをやっている人のブログではないような様相を呈しています。苦笑
 ファッションデザインは総じて軽い表現がいいらしい。ファッションの軽さについては以前少し書かせて頂きましたが、軽い表現と相性がいいのはもちろん経験的に感じています。では、軽いだけではない、ファッションは一体どのように表現したら良いのかは迷宮入り。軽い=薄いではないのではないと考えていますが、自問してもノーアンサー。
 先日、知人の展示受注会を覗きに行ってきました。これは天地神明に誓って悪意は全くありませんが、私たちとはアプローチも表現も異なっており、正直私たちには出来ないものでした。良い意味で表現が軽い。そして、ちょこちょこ売れているみたいでした。売れる事はいい事です。が、それだけを目指して作っていくということは私たちには出来ない。
 次の展示会で答えの一端をお見せしなければなりません。
ということで、今年もひとつよろしくお願い致します。