2012年12月23日日曜日


 お久しぶりでございます。みなさんお元気でしょうか。そうですか、お元気の様で何よりです。
 展示会終了後、ホッとする間もなくウイルス性胃腸炎を発症し、虚弱体質とガラスのハートっぷりを見事に露呈してしまった山中です。早く強い体になりたーい。
 何時やらの展示会にお越し頂いた皆様、誠にありがとうございました。今更ですが、大変感謝しております。改めてありがとうございました。
 少々多めご注文頂いたばかりに、今も製作に追われています。良いモノを作ると、売れるのは良いけど作るのが大変でちょっとね。笑 どうせだったら、死ぬほど売れて工場に発注したいものです。
 展示会も終わり、選挙も終わり、今年も残すところ一週間ばかりになりました。
 展示会の告知を除いた前回の更新の際は、Raf Simonsによる新生Diorが素晴しかったことと、Comme des Garconsの変化についての勝手な深読みを書きましたが、もちろん特に反応はありません。笑 
 それはさておき、その際に、東コレ特に物議を醸していたたwrittenafterwordsのショーを中心として色々思う事があったので、書こうと思っていたのですが、時間が過ぎてしまい当時の忌々しい気持ちがもう僕の中から消えてしまいました。
 5月に行われたインスタレーションを当欄でディスったら思ったより反応があったので、その責任はきちんと果たそうとショーを観に行ったわけですが、いまだに思っているのは、今回は正直な所、現状維持か失いかけていた価値を取り戻したというのが実際のところで、真価が問われるのは実は次なんじゃないの?的なことです。 
 なぜなら、山縣さんが発表したものが、服であるかどうかみたいなことではなく、(見方は人それぞれでしょうが、個人的にはあれは紛れもなく服ではあると思いますが)あれを発表したことで「装う事の極限値を表現したかった」ということであれば、その力を以てして観客達にwrittenafterwordsの服を着たいと思わせ、実際に着てもらう事によってのみ、新たなコミュニティが生まれ、そしてファッションとして浸透して行くのではないかとどうしても考えてしまうからです。
 僕の考えが古いのかも知れませんが、少なくとも僕はファッションデザイナーにはそうであってほしいし、そうありたいと思います。
 ですので、writtenafterwordsがファッションブランドとして存在しているのであれば、あの様なショーとともに、それを観た人の、自らを装飾する欲望を満たすこともデザイナーの職責ではないかと思います。
 他は実際に見たわけではないので、あまり詳しくは書けませんが、全体的に、先日の選挙同様、皆さん右側がお好きな様な印象を持ちました。ただそれだけ。笑 気になるブランドは特にありません。終わり。
 来年も頑張ります。皆さんもお体には十分気をつけてよい年末年始をお過ごし下さい。
 一年間お世話になりました。また来年。バイバーイ。
 

 こんにちは、せいです。展示会が終わったら、それまでの1ヶ月ずっと聴いていたmoe and ghostsへの欲求がぴたりと止んでしまって、脳内音楽からっぽです。と、言いつつ実は普段音楽あんまり聴かないから苦ではないけど、ハマるの見つかると潤うので、潤いへの導き○求ム○
※ゆる募じゃなくてきゅう募:新しいのにダサくてパンキッシュだけど切なくてしおらしい、けど狙ってる音楽
ふーん、洋服そんなだけどなあという方の来場者を増やせるように、私たちはファッションでそういうお導きできると良いなあ、と思います。
と、いうことで、右傾も左傾もせず、真ん中を淡々と来年も頑張ります。